祝・大ヒット! メンバーが本作をネタバレありでトーク!?
9月13日(金)に公開され、週末の3日間で興収約4億9,400万円、動員14万人強となり、アンコール舞台挨拶あらため、大ヒット御礼舞台挨拶となったこの日。「ケセラセラ」の音楽が流れる中、丸の内ピカデリーのスクリーンの前に立ったのは、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さん、若井滉斗さん、藤澤涼架さん。大森さんは「皆さん、こんにちは! 元気にしてますか?」と笑顔で挨拶。若井さんは「短い時間ですが楽しい時間を過ごせたらと思います」、藤澤さんも「(映画を)見終わった後ということで、内容も踏まえたトークができたら!」と続き、いつもの仲の良い雰囲気を醸し出していました。
始まったクロストークではMC・大抜卓人さんから本作で「一番大変だったところは?」と聞かれ、大森さんが「全部です!」としながらも、「『ツキマシテハ』という楽曲がありまして。息を震わせて歌う曲なのですが、そこから『Coffee』という曲に入るのが大変でした」と、曲を歌う上で感情をシフトチェンジするのに苦労したと大森さん。一方、藤澤さんは「僕と若井は演奏しているシーンが多いのですが、演奏だけでなく、ストーリーのいちキャストという認識でしたので、大変だったのはスイッチの切り替えです」と話すと、大森さんは「りょうちゃんがあんなに大きい声を出すところ見たことなかった!」と藤澤さんのお芝居を話題に。大森さんは芝居の一場面をピックアップして「若井があんな悪い男だったなんて!」と劇中での一面を暴露。それに若井さんが「ありがとうございます!」と名演を褒められて応じるなど、本作ならではの追加撮影の裏側を次々と明かしていきました。
白い衣裳をまとった観客の方々と大迫力のフォトセッション!
また、この日は『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』のオリジナル・サウンドトラックの配信リリースのサプライズ発表も。それも9月23日(月)、つまりこの日の24時から配信スタートとのことで、会場のファンの方々は歓喜。これに大森さんは「曲の“追体験”をするということが、 『The White Lounge』のテーマ」と語り、「例えば、『ダンスホール』という曲は晴れやかでポップなんですけど、切ない部分も持っていて、そこを膨らませてリアレンジしていきました」とサントラの「聴きどころ」をコメント。若井さんも「もちろん、アレンジが違うのはありますが、タッチを変えるなどして、曲によってはジャジーな感じにしていきました」と曲それぞれの奥行きを出したと語る一幕も。物語と曲をマッチさせる工夫が細部まであるサントラであることをアピールしていきました。
そして、ここからは映画の公式SNSで募集したファンからの質問に、メンバーが答えていくコーナーへ。「長ゼリフの感想はどうでしたか」という劇中の藤澤さんへの問いかけに、「いざ、本番になったら、自分が支配人のモードになります!」と真っ直ぐ回答。「素敵でした!」と大森さんがコメントすれば、「いい意味でりょうちゃんらしくない!」と笑う若井さん。彼らのほんわかしたやりとりに、会場はすっかり癒されたようです。
そこから大ヒットのお祝いとして、くす玉が舞台上に登場。「映画のやつじゃん!」と興奮気味の大森さん。「せーの!」の掛け声で3人が、ヒモを引くと、「御礼!! No.1大ヒット」の文字が。MCから、興行収入10億目前の大ヒットだと伝えられると、大森さんは「信じられないですね! ストーリーのある表現を交えたライブツアーを映画にして……という異色の作品ですから、どう受け止めてもらえるか、ドキドキしていたので光栄です!」と胸の内を明かすと、若井さんは「愛していただき、嬉しいです!」、藤澤さんも「僕らは自分たちがワクワクできるものを作っているので、それが皆さんにも届いているのが嬉しいですね」と異口同音にコメント、会場からは拍手のエールが響きました。
さらに音楽劇としてのライブツアーやその映画の上映、先日にはファッションブランド・Tommy Hilfigerのジャパンアンバサダーに就任するなど、「フェーズ2」以降、これまで以上に活躍するフィールドを広げ、常に挑戦を続けてきた彼ら。今後の展望は気になってしまうところ。それに大森さんは「僕ら自身は楽しむことが大事という想いでやってきました。逆にそうではないことをやらないという信念でやっています!」と力説。その未来がますます楽しみになるようでした。
最後は会場の観客の方々、ライブビューイングを通して、全国の観客の方々にメッセージ。藤澤さんが「お越し頂き、ありがとうございます!何度も楽しんで頂けたらと思います」と話せば、若井さんも「僕たちも大好きな作品で、細かいところまで楽しんでほしいです」と、観れば観るほどハマってしまう本作の魅力を伝えていきます。大森さんは「100人観たら、100人が違う受け取り方をする作品です。余白がある作品でもありまして、いろんな想いを持ち寄ってもらい、多くの方にこうして愛して頂いて嬉しいです」と、ここまでの道のり、ツアー時の想いを噛みしめるようにメッセージを告げます。
最後は、『Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”』同様に白い衣裳をまとった観客の方々とともにフォトセッション。映画鑑賞後ということもあり、興奮冷めやらぬ観客の皆さんは3人の姿を目の前に、興奮と喜びの入り混じった様子となり、イベントは終了しました。
異例中の異例の音楽劇となったライブツアー、その映画の大ヒット、そして来月からは、世界最大級の音楽特化型アリーナである、Kアリーナ横浜にて『Mrs. GREEN APPLE on “Harmony”』を全10公演で開催し、約20万人の動員を見込んでいる彼ら。しかも、映画はまだまだ拡大上映中とのことがアナウンスされました。この日の舞台挨拶では、仲睦まじさだけでなく、その奥にある3人の絆、そしてまだまだ多くの方にこの新たなエンタメ作品『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』を堪能してほしい…そんな3人の強い想いが伝わった、大ヒット記念舞台挨拶となりました。
Ⓒ「Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA」製作委員会